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no. 12

静岡県立吉原高等学校
国際科2年

栗山 はなこさん

蒲原が人を繋ぐ架け橋に ~Let’s start from here~

トライアルパーク蒲原のポスターを考えてくれた、蒲原に住む高校生、栗山はなこさんにインタビューをしました。

ポスターを考えたきっかけは何ですか?

夏休みの宿題で地域活性化について調べる機会があり、地元について調べていくなかで、丁度トライアルパーク蒲原ができたこともあってお話をさせていただきました。
Instagram等のSNSをやっていること自体を知らない人が多いと考えたことや、文章が細かく書いてあるものよりもQRコードを大きく掲示するだけの方が、目に付き、分かりやすいと思ったことから、今回このようなポスターを提案させていただきました。

元々私自身、小学生の時に宿場について学ぶ授業を受けた時から、まちづくりや地域活性化には興味がありました。その授業では自分で決めた場所に行き、そこについて調べていくのですが、私はそこで五十嵐邸を選び、そこの窓について調べました。昔の窓は今のものとは違い、機械ではなく息を吹きかけて作っていたので、透明ではなく向こうの景色がぼやけて見えていたんです。そういったことがすごく面白いなと思って宿場について興味を持ちました。
他にも渡辺邸に行ってお話を聞かせていただいたこともありました。渡辺邸では今もたくさんの資料が残っていますが、それは渡辺家の人達が、資料がカビないように、天気のいい日には窓を開けて風通し良くすることを代々守ってきたため、私たちが今も見られる状況に保ってくれているからです。その資料の中には、ペリーや西郷が日本に来た時のことが記されているものもありました。それを知った時に、蒲原にはこんなに貴重な資料があるんだと、すごく驚いたし自慢できると思いましたが、蒲原の人はそのことをほとんど知らないし、私の母の世代でも自分たちのまちについて学ぶ機会はほとんどなかったみたいです。それがすごくもったいないなと思い、授業等でそういったことを広めていくことや、蒲原の人がもっと自分たちのまちについて知ることができたらいいなと思って今勉強しているところです。

トライアルパーク蒲原に期待することって何ですか?

蒲原は遊ぶ場所や若者受けする場所もなく、早く都会や海外に住みたいなと思っていました。それは私だけではなく、以前学校の授業中に、将来蒲原に残りたいかを先生が生徒に質問をしたところ、残りたいと答えた人はクラス全員のうち片手に収まる程しかいませんでした。

ただ最近は、ここが出来たおかげで蒲原が盛り上がっている気がしています。地域活性化って真面目な感じがしますが、ここはいつも楽しそうに様々な活動をしているので、今後も楽しく参加できるイベントが定期的に開かれることで、観光客等がここで遊んでいき、蒲原がもっと盛り上がっていけばいいなと思っていますし、私も参加していきたいと思っています。

将来の夢はまだ決まっていませんが、海外の文化が好きで現在国際科に通っていることもあるため、留学に行き、外国の人と一緒にできるお仕事をしたいと考えています。そこで学んだ経験を、ここに戻ってきたときに何らかの形で活かしていき、蒲原に住む人みんなが、自分たちのまちに誇りを持てるようになることに貢献できたら面白いなと思っています。

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静岡県立吉原高等学校
国際科2年

栗山 はなこさん

静岡市清水区蒲原