株式会社もちひこ
代表取締役社長
望月 伸保さん
地元で育った企業として地元に恩返しをしたいと思います
どんなお仕事をされていますか?
弊社は、大小さまざまな倉庫や商業施設、スポーツ施設など、常設テントや仮設テントの設計・製造・施工を行っている会社です。昨年開催された東京オリンピック・パラリンピック2020の競技場の業務も携わせていただきました。
創業は昭和62年。先代の父の時はテント会社の下請でしたが、私が入社2年目にメーカーとして独立しました。平成13年私が2代目社長に就任しました。蒲原にも工場を建て、今では本社の他、工場は本社・蒲原の2か所、支店・営業所は、静岡・東京・名古屋・千葉・埼玉の5か所となっています。
災害時の仮設テント設営もこれまで多くの実績があります。阪神・淡路大震災や東日本大震災の時も震災直後にかけつけ、テントの設営に尽力させていただきました。お客様への納品用に製造していたテントをお客様も快く承諾してくださり、先にテントを使わせていただいたこともありました。被災地ではそれぞれ過酷な状況の中で、いかにスペースと安全を確保し、迅速に設営するかが重要になります。静岡でも災害はいつ起こるかわかりません。弊社の実績を生かして、地元にとっても災害時に迅速に役に立てるような企業でありたいと思っています。
トライアルパーク蒲原に期待することって何ですか?
ここ蒲原周辺も例外なく、人口減、そして高齢化が進んでいます。トライアルパーク蒲原ができることはとても明るい話題で素晴らしいことですね。何もしない地域より、常に動いている地域として発信しくことが大切だと思います。蒲原には、歴史、伝統、文化などいいところがたくさんあります。そのいいところを魅力として大切に残しながら、海と山の資源を生かしていければと思います。
実は地元の人こそ、自分たちの地元の良さを知らなかったりします。トライアルパーク蒲原に外から人が訪れることによって、改めて地元を学ぶきっかけとなり、私たち地元の人達も学んで知るという姿勢を持つことが大切ですね。
固定観念を持たずに柔軟に対応していき、田舎の良いところを出していければいいと思います。
トライアルパーク蒲原にどのように関わっていきたいと思いますか?
幼い頃から思っているんですが、この辺りは潮の匂いがいいんですよ。他の地域とは違う心地よい潮の香りがするんです。海があって富士山があってロケーションもいい。まだまだ地域の良さを生かせることがあると思っています。
私たちも地元で育った企業として、地域を盛り上げる一助となれれば嬉しいですね。弊社としてできることがあればやるというのは当たり前のことで、地元に恩返しができる機会をいただけたと思っています。
トライアルパーク蒲原でのテント設営や、防災に関する経験も生かして、私たちにできることで、地域に貢献できたらと思っています。