NPO法人 KAMBARA15th 理事長
えまるじょん 代表
米倉 亮さん
子ども達が残りたい町、もどりたい町になるよう、人・モノ・コトの交流が生まれる町になるようお手伝いしたいと思います。
どんなお仕事をされていますか?
私は児童発達支援と放課後デイサービス「えまるじょん」の代表と、NPO法人KAMBARA15thの理事長を務めさせていただいています。大学卒業後、海外青年協力隊として2年間海外生活をし、帰国後、小学校の教諭として13年間教育に携わっていました。しかし、担任制をとっている日本の小学校では教育課程をきちんとこなさなければならないこともあり、それが決して悪いということではないんですが、発達支援が必要な子どもや勉強が遅れがちな子どもに対して、スピードを合わせてあげることができない公教育の限界を感じていたんです。給食の配膳時間や放課後の時間を使って、出来る限り勉強をみてあげたりしていたんですが、それにも限界がありました。自分に何かできないだろうかと考えたこと、そして自分の子ども達とももっと関わりたいと思い、教員を退職し、2020年8月にこの「えまるじょん」を地元蒲原でスタートしたんです。今では幼稚園から高校3年生まで1日に15~16名の子ども達を受け入れ、勉強や遊びを通してサポートさせていただいています。
トライアルパーク蒲原に期待することって何ですか?
旧東海道の宿場町であった蒲原宿の役割として、人・モノ・コトの交流の場となったらいいなと思います。静岡市と共にこの場所が様々なトライアルの場となるよう「トライアルパーク蒲原」がスタートするわけですが、通り過ぎてしまう町ではなく、町を周遊してもらえるようになるといいですね。昼間もたくさん人が歩く町となり、ひいては移住定住者が増加することを期待しています。それには地元の人達もこの蒲原に自信をもつことも大切だと思っています。子ども達が大きくなった時に、たとえ一度この町から出てたとしても、残りたい町、戻ってきたい町になるといいですね。
トライアルパーク蒲原にどのように関わっていきたいと思いますか?
NPO法人KAMBARA15thとして、トライアルパーク蒲原から町に人を繋げる役割としてお手伝いしていきたいと思います。NPO法人になる前、静岡市から道の駅蒲原の構想があがった際に「道の駅蒲原勉強会」が立ち上がり、地元の仲間と共にどうしたら蒲原のためになるんだろうか、果たして道の駅でいいんだろうか、何か外から取り入れることはできないだろうかなど、様々なアイデアを出し合い、検討をしてきました。道の駅の在り方とはなんだろうと色々な視点で分析もしてきました。そして、「トライアルパーク蒲原」としてスタートすることになり、私たちも旧東海道の15番目の宿である蒲原宿の15を取って、NPO法人KAMBARA15thとして、私たちの町「蒲原」のために動き出したんです。
私たちNPO法人KAMBARA15thは蒲原の人口を10年後に1割増加させることが目標です。イベント開催や、古民家を活用した住まいの提供、農林業の仕事の提案、蒲原宿の歴史を感じる街並みの創出、自転車に優しいまちづくり等を行い、若者が住みたいまちを創造していきたいと思います。
information
NPO法人 KAMBARA15th 理事長
えまるじょん 代表
米倉 亮さん
TEL: 070-8340-6084
https://kambara15th.com/