旧和泉屋『お休み処』
朝原 通惠さん
駿河湾と富士山が織りなす絶景
トライアルパーク蒲原に関わり、新たに挑戦する人達を中心に、サポートしてくれるまちの人達の声をご紹介するトライアルインタビュー。第31回目となる今回は、旧和泉屋『お休み処』の朝原通惠さんにインタビューをさせていただき、現在の活動から今後のトライアルパーク蒲原への期待などをお伺いしました。
Q.旧和泉屋『お休み処』はどういった場所ですか?
旧和泉屋『お休み処』は、東海道を旅する方々が足を休められる場所として運営しています。さらに、駿河裂織という地元の伝統文化を引き継ぎ、保全する活動にも取り組んでいます。ただ一息つくだけでなく、地元の魅力に触れていただく機会を提供しています。
Q.通惠さんが旧和泉屋『お休み処』へ関わるようになったきっかけを教えてください。
元々、私の幼い頃に母が駿河裂織倶楽部という、蒲原を中心とした、古き良きものを伝承して現代継承していく団体を私の母が立ち上げたのがきっかけです。
子供の頃から母の活動に憧れがあり、蒲原の伝統的な文化を大切にしていく活動をしていました。その中で、江戸時代、旅籠屋として建てられた場所をなんとか復旧させて、蒲原の街並みを守っていこうと思い、活動を始めました。
元々宿場町であったここを、旅人が休んだり、食事をしたりできる場所として、今後も東海道を歩く方々が気軽に休息していただける場所を残していきたいと思っています。
Q.駿河裂織について教えてください。
駿河裂織(するがさきおり)は、江戸時代から続く静岡県の伝統的な織物で、特に蒲原地域でその技術が受け継がれてきました。素朴な織が自然と生活に馴染む良さが特徴です。その特徴は、豊かな自然環境や生活文化を反映したもので、地域の風土や歴史を感じることができます。私たち『お休み処』では、駿河裂織の作品の展示と織の体験ができ、その素晴らしさや背後にある文化・歴史を訪れる人々に伝えることを大切にしています。地元の風土を映し出す駿河裂織を通じて、訪れた方々に蒲原の魅力を感じていただくことを目指しています。
Q.トライアルパーク蒲原に対する期待やメッセージをお願いします。
トライアルパーク蒲原はとても立地条件が良いと思っています。その立地を踏まえて、私が最も期待しているのは、駿河湾の海が見えるカフェが設けられることです。トライアルパーク蒲原からは、駿河湾と富士山が同時に望められることができ、ここでしか味わえない景観だと思います。また、東海道を歩く人々にとっても、富士山が見える場所を求める人が多いです。この素晴らしい景観は、トライアルパーク蒲原の立地だからこそ実現可能だと感じています。
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旧和泉屋『お休み処』
朝原 通惠さん
TEL: 054-385-7111
https://www.instagram.com/izumiya_oyasumidokoro