富士山かんばら気球フライト
松下壽さん
蒲原の風に乗る「富士山かんばら気球フライト」
トライアルパーク蒲原に関わり、新たな挑戦を繰り広げる人々と、それを支える地域の声を紹介する「トライアルインタビュー」。今回の第40回目のゲストは、富士山かんばら気球フライトの松下壽さんです。松下さんは、トライアルパーク蒲原で毎週末に気球パイロットとして活動を行っています。そんな、松下さんの今までの活動や気球に対する思い、そして今後の展望について深く探ります。
Q. 現在行っている活動や仕事について教えてください。
トライアルパーク蒲原で熱気球のパイロットとして活動しています。熱気球とはガスバーナーで空気を温め、空に浮かぶ気球のことをいいます。トライアルパーク蒲原では、毎週末不定期にフライトを開催しています。
Q. その活動や仕事を始めたきっかけを教えてください。
前職が航空事業に携わっていたこともあり、空に対する思いは人一倍強いです。その中で、熱気球の魅力に惹かれ、パイロットの資格を取得しました。熱気球は他のエンジンを搭載した航空機に比べ低く飛べ、静かで鳥のように空を飛ぶ感覚が得られます。
また、熱気球のパイロットの資格をとるためにたくさんトレーニングを詰みました。高いところでは、標高1000mまでフライトして雲の上を飛ぶ経験もしました。様々な風を読みながら気球をいきたい方向へ飛ばすために緻密に天気を読んだりしないといけません。そういった緻密な天気予報と五感を駆使して飛行することが、この活動の魅力でもあります。
Q. トライアルパーク蒲原では、気球のフライトをどんな風に楽しめますか?
トライアルパーク蒲原では、富士川や富士山の美しい景色が見られます。今の時期では、雪化粧した富士山や澄んだ空気の中から伊豆半島や三保半島まで眺められます。このロケーションが本当に熱気球のフライトとしても素晴らしい場所なんです。ただし、時間帯によっては風が強くなることがあり、そのために飛行ができず、運休せざるを得ないことや、予約をいただいても飛べなくなることが稀にあります。このような状況の中での天気との関わり方は、まだまだ勉強中です。
Q. 今後の展望を教えてください。
より多くの人にトライアルパーク蒲原からの素晴らしい眺望での気球フライトを楽しんでもらいたいです。さらに、地域の子どもたちが気球に親しみ、その魅力を感じられるような取り組みを進めていきたいと思います。子どもたちとの気球教室の開催や、地元における気球のクラブチームの創設など、これからの活動にも大きな期待を寄せています。